厄年が近づくと、ふと胸の奥がざわつきます。「今年はいよいよ厄年…何か起きる前に厄払いを受けたい」と思う一方で、「厄払いに行ってはいけない日はあるの?」「不成就日や仏滅に行くと運気が下がる?」と気になって、予定が決められないことも。ここでは、暦の知恵と神仏への向き合い方を踏まえて、あなたが安心して厄除け・厄払いに向かえる“考え方と日取り”をやさしく整えます。
- まず結論:神社やお寺の視点で「絶対に厄払いに行ってはいけない日」はありません
- 厄除けはいつ行く?厄払いはいつ行く?2026年・2027年のおすすめ時期
- 2026年・2027年の「厄除けに良い日」の選び方:おすすめの日はこう決める
- 厄払いに行ってはいけない日が気になる時:仏滅・不成就日でも“逆効果”にならない考え方
- 厄払いの当日を不安なく迎える:神社とお寺での基本マナー
- 厄払い後にしておきたいこと:効果を感じやすくする“暮らしの整え方”
- 厄年の時に「やってはいけないこと」はある?怖がらずに“慎重に進める”が正解
- 2026年(令和8年)厄年早見表:本厄・大厄の生まれ年
- 2027年(令和9年)厄年早見表:来年の予定も一緒に立てたい人へ
- 厄払いは一緒に行ってはいけない?噂に振り回されないための考え方
- 2024年に厄払いを逃した…今さら行っても意味ある?
- まとめ:厄払いに行ってはいけない日より、「心が整う日」を選ぶ
まず結論:神社やお寺の視点で「絶対に厄払いに行ってはいけない日」はありません
いちばん大切なことからお伝えします。神社でもお寺でも、厄払い(厄除け)の祈祷は一年中いつでも受け付けているのが基本です。六曜(大安・仏滅など)や不成就日が気になる方は多いのですが、神様や仏様の側に「この日は来てはだめ」という発想があるわけではありません。
厄払いとは、本来穢れ(けがれ)を祓い、心身を整え直すための儀式です。怖いものから逃げるためではなく、背筋を伸ばし、自分の暮らしを立て直すための“区切り”。だからこそ、あなたが「今のうちに整えておきたい」と思った日そのものが、十分に価値のある日取りになります。
ただし、ここで無視できないのがあなたの気持ちです。もし「仏滅に行ってしまった…」と後から気になって眠れなくなるなら、それはそれで負担になります。厄払いは“安心を取り戻す”行為でもあるので、気になる暦注があるなら、上手に避けて心を軽くしておくのも立派な選び方です。
厄除けはいつ行く?厄払いはいつ行く?2026年・2027年のおすすめ時期
元旦〜節分まで:新しい流れに乗りやすい「区切り」の期間
厄除けは年中いつでも可能ですが、昔から「この時期に受けると気持ちが整う」とされやすいのが、元旦から節分までの期間です。節分は立春の前日で、季節の節目として“切り替わり”を意識しやすい日。新しい年の流れに入る前に、前年のモヤモヤを祓う感覚で選ばれます。
2026年(令和8年)の立春は2月4日なので、節分は2月3日です。
2027年(令和9年)の立春も2月4日で、節分は2月3日です。
「旧暦のお正月が節分」という言い方を見かけることがありますが、正確には、旧暦の正月は旧暦1月1日で、節分は立春の前日という“季節の区切り”です。とはいえ、立春前後は気持ちを切り替える力が強い時期。忙しい人ほど、ここで一度手を合わせると、ぐっと呼吸が深くなります。
誕生日の前後・体調の変化を感じた時:サインを受け取るタイミング
厄年は「正月になった瞬間に厄が降る」というより、環境や体調の変化がじわじわ現れやすい時期と捉えられます。お寺によっては、前厄・本厄・後厄と続けて祈祷を勧めたり、誕生日の前後から本厄の気配が出ると説明することもあります(例:八事山 興正寺のFAQ)。愛知県の八事山 興正寺のサイトより
少しスピリチュアル寄りの視点で言うなら、「どうしても行きたいのに予定が流れる」「直前で体調を崩す」などの“足止め”が続くとき、心の奥ではもう限界が来ていることがあります。無理のない範囲でいいので、あなたが動ける最短の日を取り、淡々と整えに行く。これがいちばん強い厄除けになります。
節分を過ぎても大丈夫:思い立った日が、あなたの厄払いに良い日
「気づいたら節分を過ぎていた」「春になってしまった」──その場合も、まったく問題ありません。厄払いは“締切”のある行事ではなく、神社やお寺は基本的に年中受け付けています。むしろ混雑が落ち着く季節に行けば、静かな空気の中で落ち着いて拝礼できることも。焦らず、あなたの生活に無理のない日を選びましょう。
2026年・2027年の「厄除けに良い日」の選び方:おすすめの日はこう決める
「厄払いに良い日」「厄払いのおすすめの日」と言っても、“全員に共通する唯一の正解日”があるわけではありません。暦の上では吉日が重なる日もありますが、厄除けで一番大切なのは心身のコンディションと当日の落ち着きです。そのうえで、日取りを決める目安を3つ持っておくと、迷いが減ります。
目安1:初午の日は「守り」を厚くしたい人の後押しになりやすい
初午(はつうま)は、2月最初の「午(うま)の日」。稲荷信仰と結びつき、商売繁盛・家内安全・五穀豊穣を願う行事として知られています。厄払いの“守り”を厚くしたい人にとって、初午参りは心が整いやすい日です。
2026年の初午は2月1日(日)です。
2027年の初午は2月8日(月)です。
初午は全国の稲荷社で祭事が行われることもあり、空気が“守り”に寄りやすい日。もちろん初午でなくても厄払いはできますが、「勢いよく厄を払い、縁起を立て直したい」という気持ちがあるなら、候補に入れてみてください。
初午については、こちらの記事でも詳しく解説しています。初午の日
目安2:六曜を気にするなら「避ける」のではなく“納得できる選び方”にする
六曜(ろくよう)は、一般的なカレンダーにも載っているため、仏滅や赤口が気になる方は少なくありません。ただ、神社(神道)では六曜を正式な教義として採用していないため、六曜そのものが厄払いの可否を決めるものではありません。
それでも「気になる」という感覚があるなら、次のように考えるのがおすすめです。
- 大安:心が晴れやすい。迷いがある人ほど選びやすい。
- 先勝・先負:時間帯の考え方(午前/午後)を取り入れて、生活に合わせやすい。
- 友引:厄払い自体は問題ありませんが、地域によって葬儀を避ける意識が強いので、雰囲気が気になる人は無理をしない。
- 赤口:六曜の俗説では正午前後が良いとされます。気にする人は“昼に行く”という折り合いの付け方もできます。
- 仏滅:厄を祓う行為と相性が悪いとは限りません。ただし、後から気になるなら避けた方が安心です。
六曜の意味や、赤口の考え方について詳しく知りたい場合は、こちらも参考にしてください。
- 大安や仏滅など六曜について:意味と吉凶
- 仏滅について:やってはいけないこと
- 赤口について:午の刻のみ吉?
- 先負について:午後は吉
- 先勝について:午前は吉
- 大安について:何をするにも良い日
- 友引について:朝夕は吉
目安3:不成就日が気になるなら、気持ちを優先して日程をずらす
「不成就日(ふじょうじゅび)に厄払いをすると、お願いが成就しないのでは?」と心配になる人もいます。不成就日は暦注下段の一つで、一般には“物事がまとまりにくい日”とされます。ただし、厄払いは「願いを叶える儀式」よりも、祓って整える儀式としての意味が強いので、必ずしも不成就日が不向きとは言い切れません。
とはいえ、厄払いは“安心を得る”行為でもあります。あなたが不成就日を気にしてしまうなら、その日を避けて、心が軽くなる日を選ぶほうが結果的にしっくり来ます。2026年の不成就日一覧は、こちらで確認できます。不成就日一覧はこちら!2026年の要注意日
厄払いに行ってはいけない日が気になる時:仏滅・不成就日でも“逆効果”にならない考え方
「厄払いに行ってはいけない日」という言葉が頭に浮かぶと、日取りが怖くなってしまいますよね。でも、ここで視点を変えてみてください。厄払いの目的は、日付の“勝ち負け”を決めることではなく、あなたが背負っている不安を手放し、生活を整えることです。
仏滅や不成就日を避けるのは、神仏の機嫌を取るためではなく、あなたが当日を落ち着いて迎えるため。逆に言えば、仏滅や不成就日に行ってしまったとしても、後から引きずらない工夫ができれば大丈夫です。
- 参拝の前に深呼吸し、「今日ここで区切りをつける」と言葉にする。
- 祈祷後は、境内をゆっくり歩いて気持ちを整える。
- 帰宅後に塩風呂、白湯、部屋の換気など、軽い浄化習慣を入れる。
“悪い日”を恐れるより、整える行動を重ねたほうが、結果として運気は軽くなります。
厄払いの当日を不安なく迎える:神社とお寺での基本マナー
神社での厄払い(神道)の流れ
- 社務所で厄払い(厄除け)祈願の受付をする(予約制の神社もあります)。
- 初穂料(はつほりょう)を納める(のし袋が必要な場合も)。
- 名前・住所・生年月日を記入し、案内に従って祈祷殿へ。
- 祝詞奏上、鈴祓い、玉串拝礼などが行われる。
- お札・お守りを受け、帰宅後は清潔な場所にお札を祀る。
服装は「きちんとしていれば問題ない」ことが多いですが、厄払いは節目の儀式です。派手すぎる格好や、だらしない印象は避け、清潔感を最優先にすると安心です。
お寺での厄除け(仏教)の流れ
- 寺務所で受付をし、志納金(しのうきん)を納める。
- 本堂で読経や護摩(ごま)など、寺院ごとの作法で祈願が行われる。
- お札やお守り、御札護符などを受ける(寺院により呼び方が変わります)。
神社とお寺で作法や言葉は違っても、共通しているのは心を整えるという目的です。迷ったら、普段からご縁を感じる場所、家族が大切にしている場所、通いやすい場所を選ぶのがいちばん自然です。
厄払い後にしておきたいこと:効果を感じやすくする“暮らしの整え方”
祈祷を受けた後は、「やったから終わり」ではなく、暮らしを少し整えると気持ちが安定します。厄年は心身が揺れやすい時期でもあるので、難しい開運よりも、まずは土台を整えるのが近道です。
- 無理な予定を詰め込みすぎない:厄の正体は“疲れの蓄積”であることも。
- 部屋の空気を入れ替える:換気はシンプルですが侮れません。
- 財布・鍵・スマホの置き場を決める:小さな混乱が減ると、心が静かになります。
- お守りは「守ってもらう」より「思い出す」ために持つ:不安が出たら、深呼吸の合図に。
「厄を完全に消す」より、自分を守る習慣を増やすほうが、運気は強くなります。
厄年の時に「やってはいけないこと」はある?怖がらずに“慎重に進める”が正解
厄年には、結婚・引っ越し・転職・起業・新築など、大きな決断を避けたほうがいいと言われることがあります。これは「絶対にしてはいけない」という呪いではなく、厄年は体調や気分が揺れやすく、判断が雑になりやすいという経験則に近いものです。
現代は、厄年だからといって人生を止められません。大切なのは、決断を急がず、情報を集め、体を労り、必要なら厄払いで心を整えてから進むこと。怖がるより、整えて進む。これが厄年の最強の乗り越え方です。
2026年(令和8年)厄年早見表:本厄・大厄の生まれ年
厄年は数え年(生まれた時を1歳とし、お正月で年を重ねる考え方)で見ます。女性の厄年は19歳、33歳、37歳、61歳。男性の厄年は25歳、42歳、61歳。特に男性の42歳と女性の33歳は大厄として慎重に過ごす年とされます。
| 2026年(令和8年)女性の厄年(数え年) | |||
|---|---|---|---|
| 厄の種類 | 数え年 | 生まれ年(西暦) | 生まれ年(和暦) |
| 本厄 | 19歳 | 2008年 | 平成20年 |
| 大厄 | 33歳 | 1994年 | 平成6年 |
| 本厄 | 37歳 | 1990年 | 平成2年 |
| 本厄 | 61歳 | 1966年 | 昭和41年 |
女性の厄年について、過ごし方や注意点は次の記事でも詳しく解説しています。女の人が厄年にやってはいけないこと・過ごし方
| 2026年(令和8年)男性の厄年(数え年) | |||
|---|---|---|---|
| 厄の種類 | 数え年 | 生まれ年(西暦) | 生まれ年(和暦) |
| 本厄 | 25歳 | 2002年 | 平成14年 |
| 大厄 | 42歳 | 1985年 | 昭和60年 |
| 本厄 | 61歳 | 1966年 | 昭和41年 |
男性の厄年の心構えや、やって良いこと・避けたいことは、こちらでまとめています。男の人が厄年にやってはいけないこと・心構え
2027年(令和9年)厄年早見表:来年の予定も一緒に立てたい人へ
2027年も、厄払いのタイミングを先に押さえておくと安心です。数え年で見たときの生まれ年は次の通りです。
| 2027年(令和9年)女性の厄年(数え年) | |||
|---|---|---|---|
| 厄の種類 | 数え年 | 生まれ年(西暦) | 生まれ年(和暦) |
| 本厄 | 19歳 | 2009年 | 平成21年 |
| 大厄 | 33歳 | 1995年 | 平成7年 |
| 本厄 | 37歳 | 1991年 | 平成3年 |
| 本厄 | 61歳 | 1967年 | 昭和42年 |
| 2027年(令和9年)男性の厄年(数え年) | |||
|---|---|---|---|
| 厄の種類 | 数え年 | 生まれ年(西暦) | 生まれ年(和暦) |
| 本厄 | 25歳 | 2003年 | 平成15年 |
| 大厄 | 42歳 | 1986年 | 昭和61年 |
| 本厄 | 61歳 | 1967年 | 昭和42年 |
厄払いは一緒に行ってはいけない?噂に振り回されないための考え方
「厄払いは一人で行ったほうがいい」「一緒に行くと厄が移る」などの話を聞いて、不安になることもあります。でも、厄払いは誰かに“なすりつける”ものではありません。神仏の前で行う儀式は、基本的に本人の心身を整えるためのものです。
とはいえ、もし同行者がいて「心から落ち着けない」「嫌な予感がする」と感じるなら、無理に合わせないでください。厄年は感覚が敏感になりやすい時期。あなたが安心して受けられる形が正解です。
2024年に厄払いを逃した…今さら行っても意味ある?
「2024年のうちに厄払いを受けるつもりだったのに、忙しくて行けなかった」──そんな後悔を抱えている人もいます。でも、厄払いは“その年しか受けられない”ものではありません。大切なのは、今ここから生活を整えること。気持ちが重いまま抱え込むより、神社やお寺で区切りをつけ、呼吸を整えてから日常に戻るほうが、ずっと建設的です。
まとめ:厄払いに行ってはいけない日より、「心が整う日」を選ぶ
厄払いに行ってはいけない日は、神仏の視点では存在しません。ただし、あなたの心が「今日は落ち着けない」と感じるなら、その感覚は無視しないでください。厄払いは、不安を増やすためではなく、安心を取り戻すための儀式です。
2026年は立春が2月4日、節分が2月3日。初午は2月1日です。
2027年も立春は2月4日、節分は2月3日。初午は2月8日です。
迷ったら、元旦から節分まで、または初午など“区切り”を感じやすい日に。あるいは、あなたが「今だ」と思えた日に。しっかり祓って、軽やかな日々を取り戻せますように。
立春や節分の意味をもう少し深く知りたい方は、こちらの記事も参考になります。
- 立春とスピリチュアル:エネルギーの変わり目を知る
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- 節分でしてはいけないこと・することリスト
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