節分の翌日は立春です。立春はその言葉通り、春が来たことを告げる日…二十四節気の最初ですね。暦の上の「始まり」は、あなたの心や運気にもスイッチを入れてくれます。ここでは、立春の基本から、立春のスピリチュアルな意味、立春にやってはいけないこと、立春にやるといいこと、そして開運アクションまで、丁寧にまとめます。
立春とはどういう意味か
立春とは、暦の上で春が始まる日のことを意味します。現代の日本では国立天文台の推算に基づき、「太陽黄経が315度になった瞬間が属する日」が立春とされています。実際の体感は寒さの真っ最中でも、自然は少しずつ春へ向かい、光や気配が変わっていきます。
2026年の立春は2月4日
2026年の立春は2月4日です。立春の「瞬間」は2月4日5時02分(中央標準時)で、ここから暦の上の春が始まります。
2027年の立春は2月4日
2027年の立春も2月4日です。立春の「瞬間」は2月4日10時46分(中央標準時)で、同じ2月4日でも年によって時刻が変わります。こうした“わずかなズレ”が、節分の日付が年によって動く理由でもあります。
立春はいつからいつまで
立春は「日」としての立春だけでなく、二十四節気としての期間もあります。期間は、「立春」当日から次の節気「雨水(うすい)」の前日までです。
2026年の立春期間:2月4日〜2月18日(雨水が2月19日)
2027年の立春期間:2月4日〜2月18日(雨水が2月19日)
立春の期間は、運気の“立ち上がり”が続くと捉えられることが多く、焦らず整えていくのに向いています。
二十四節気と立春
二十四節気は、太陽が動く道である黄道を24等分して名前をつけたもので、季節を知るために用いられます。立春はその最初の節気です。立春は太陽が黄経315度の位置に来た日と定義され、例年2月3日〜5日ごろに訪れます(年により前後します)。
二十四節気(にじゅうしせっき)は、1年を春夏秋冬の4つの季節に分け、さらにそれぞれを6つに分けますので、およそ15日間隔で移り変わります。
| 季節 | 二十四節気名 | 月 | 新暦の日付(目安) |
|---|---|---|---|
| 春 | 立春(りっしゅん) | 1月節 | 2月4日頃 |
| 雨水(うすい) | 1月中 | 2月19日頃 | |
| 啓蟄(けいちつ) | 2月節 | 3月5日頃 | |
| 春分(しゅんぶん) | 2月中 | 3月20日〜21日頃 | |
| 清明(せいめい) | 3月節 | 4月4日〜5日頃 | |
| 穀雨(こくう) | 3月中 | 4月19日〜20日頃 | |
| 夏 | 立夏(りっか) | 4月節 | 5月5日〜6日頃 |
| 小満(しょうまん) | 4月中 | 5月20日〜21日頃 | |
| 芒種(ぼうしゅ) | 5月節 | 6月5日〜6日頃 | |
| 夏至(げし) | 5月中 | 6月21日頃 | |
| 小暑(しょうしょ) | 6月節 | 7月7日頃 | |
| 大暑(たいしょ) | 6月中 | 7月22日〜23日頃 | |
| 秋 | 立秋(りっしゅう) | 7月節 | 8月7日〜8日頃 |
| 処暑(しょしょ) | 7月中 | 8月22日〜23日頃 | |
| 白露(はくろ) | 8月節 | 9月7日〜8日頃 | |
| 秋分(しゅうぶん) | 8月中 | 9月22日〜23日頃 | |
| 寒露(かんろ) | 9月節 | 10月8日頃 | |
| 霜降(そうこう) | 9月中 | 10月23日〜24日頃 | |
| 冬 | 立冬(りっとう) | 10月節 | 11月7日〜8日頃 |
| 小雪(しょうせつ) | 10月中 | 11月22日頃 | |
| 大雪(たいせつ) | 11月節 | 12月7日頃 | |
| 冬至(とうじ) | 11月中 | 12月21日〜22日頃 | |
| 小寒(しょうかん) | 12月節 | 1月5日〜6日頃 | |
| 大寒(だいかん) | 12月中 | 1月20日頃 |
節分と立春
節分の意味には「季節を分ける」というものがあります。2月3日ごろに行われる豆まきの節分が有名ですが、実は春夏秋冬で四つあります。それぞれ、季節の最初の節気の前日が節分です。
- 春は「立春(りっしゅん)」
- 夏は「立夏(りっか)」
- 秋は「立秋(りっしゅう)」
- 冬は「立冬(りっとう)」
室町時代ごろから立春の前日の節分を特に重要視するようになったと言われます。立春が「春の始まり=一年の始まり」と捉えられ、豊作や豊漁などを祈る意味も重なり、豆まきや追儺(ついな)などの行事が広まっていきました。
節分については下記の記事も参考にしてください。
立春の意味は何
立春は「春が立つ」と書くことからもわかるように、春が始まる日という意味です。「立つ」には「始まる」「気配が立ち上がる」というニュアンスもあり、まだ寒さが残っていても、光・匂い・風の質が少しずつ変わっていく節目です。
立春とスピリチュアル
立春はスピリチュアルの世界でも、春の始まり=運気の始まりとして扱われやすい節目です。占いの世界でも、節分や立春を運気の変わり目、一年の始まりとしている流派は多いですね。九星気学や十干、四柱推命など、節気を基準に年の切り替えを見立てる考え方もあります。
2月4日の立春はスピリチュアルでは「流れが切り替わる合図」とされやすく、気持ちが前へ動き出したり、反対に“古いもの”が浮かび上がって手放しが必要になったりもします。だからこそ、立春は「頑張る」より整えるが先。ここを押さえると、春の運がスムーズに入りやすくなります。
立春の体調不良はスピリチュアル?
立春の体調不良は、スピリチュアルな文脈では「エネルギーが切り替わる時の揺れ」と語られることがあります。冬の終わりと春の始まりが重なる時期は、寒暖差・気圧変化・生活リズムのズレが出やすく、現実的にも疲れが表面化しがちです。そこへ「今年はこう生きたい」「もう終わらせたいもの」など、心のテーマが浮上すると、眠気、だるさ、落ち込み、頭がぼんやりする感覚につながる人もいます。
スピリチュアルに言えば、これは“ダメなサイン”ではなく調整のサイン。無理に押し切るほど長引きやすいので、立春は自分に優しい運用が正解です。高熱や強い痛み、長引く不調がある場合は、無理をせず医療機関に相談してくださいね。
冬の土用と立春のスピリチュアルな意味
暦の上では、節分を含め立春の前の約18日間を「土用」といいます。この土用は冬土用と言われています。土用は年に四回あり、季節の“つなぎ目”にあたります。
土公神が司る時期、土用。土用の時期は、環境も心身も揺れやすく、なんとなく元気が出ない、やる気が落ちる、体調が不安定になる…そんな波を感じる人もいます。土用の最終日である節分は、新しい一年を迎えるために、心身に溜まった邪気を払い、冬を終わらせる大切な日。立春からの運気を開くために、節分には徹底的に「浄化」を意識すると良いでしょう。


立春とエンジェルズゲート
立春の頃は、気持ちの揺れや体調の波を感じる人が増える、と言われることがあります。スピリチュアルの世界では、立春前後をピークに「エンジェルズゲート」と呼ばれる時期がある、という見方もあります。宇宙のゲートが開き、大きなエネルギーが降り注ぐ、とされる考え方ですね。
エンジェルズゲートは、水瓶座の季節と重なることが多いと言われ、価値観のアップデート、手放し、自己実現に追い風が来やすい時期と語られます。もし心身が重いなら、「成長の入り口で調整している」と捉えて、睡眠・保温・栄養を優先しましょう。

立春にやってはいけないこと・立春してはいけないこと
ここからは、立春にやってはいけないこと、立春してはいけないことをまとめます。大切なのは「禁止で縛る」ことではなく、立春の“始まりの運”を濁らせない工夫として捉えることです。
立春にやってはいけないことは「無理をすること」
立春は、暦の上では新しい年の始まりのような節目。ここで無理を重ねると、春の立ち上がりが“がさがさ”しやすいと言われます。気合いで乗り切るより、整える・休む・温めるを優先して、春の運を柔らかく迎えましょう。特に、立春の体調不良が出ているときは、予定を詰めすぎないのが大切です。
立春の日にしてはいけないこと:お風呂は「夜の方が良い」と言われることも
これは立春の正式な行事や風習というより、スピリチュアルな言い伝えに近いものです。立春は切り替わりのタイミングなので、「一年の最初の運気を洗い流さないために、お風呂に入るなら日が暮れてからが良い」と言われることがあります。
ただ、冷えは大敵です。寒い時期に無理はしないでくださいね。前日の節分に、お塩やお酒を入れたお風呂で浄化を意識して、立春当日は短めに温まる、という“折衷案”もおすすめです。
お正月にしてはいけないことも参考にしてください。
立春の日にしてはいけないこと:不用品を溜める・掃除を後回しにする
立春を「お正月のような切り替え」と捉えるなら、節分は“大晦日”のような位置づけになります。節目の前後は、空間の気が運を左右しやすいと考えられます。だからこそ、立春までに部屋を整え、不用品を手放し、空気を入れ替えるのはとても相性が良い行動です。
中国のお正月「春節」でも大掃除をする文化があります。春の運を迎えるなら、掃除は“縁起の良い準備”として取り入れてみてください。
立春の日にしてはいけないこと:感情の大掃除を放置する
立春は「始まり」の気が強い分、言葉や決意が“根づきやすい”とも言われます。だからこそ、怒りや自己否定を抱えたまま「今年は最悪になりそう」と決めつけるのはもったいないのです。言霊を信じるならなおさら、立春は「どうせ私なんて」を置いていく日。感情を否定せず、紙に書いて破る、深呼吸をする、静かな音楽を聴くなど、軽い浄化で十分です。
立春の日にしてはいけないこと:家を建てるのは節分の後が良いと言われる理由
「厄年のときは家を建てない方がいい」という話は、建築関係で語られる俗信のひとつです。運気の弱る厄年に大きなことを始めるのは良くない、という発想ですね。一方で「厄年に家を建てた方が厄落としになる」「家相と方位が良ければ問題ない」など、考え方はさまざまです。
そして、厄年を避けて家を建てたい場合、厄年の区切りを「節分まで」と捉える地域・考え方もあります。その場合、節分後=立春から動き出す、という整理になります。結局は、暦の縁起よりも、計画・資金・家族の納得が大切。暦は“背中を押す材料”として、無理のない形で使ってください。
立春にやるといいこと|立春の開運アクション
ここからは、立春にやるといいこと、立春の開運アクションをまとめます。立春の開運アクションは、派手な儀式よりも「整える」「新しい流れを迎える」ことがポイントです。
立春の開運アクション:朝の光を入れて「気」を起こす
立春の朝は、カーテンを開けて光を部屋に入れましょう。寒い季節でも、光は“春の合図”です。窓を少し開けられるなら、短時間の換気もおすすめ。空気が入れ替わるだけで、思考の重さがすっと抜けることがあります。
立春の開運アクション:財布・手帳・暮らしの道具を「迎え入れる」
立春は始まりの気配が強いので、暮らしの道具を丁寧に扱うと、運の流れが整いやすいと言われます。特に「春財布(張る財布)」の縁起は有名です。心が躍る財布に替える、今の財布を磨く、レシートを整理するだけでも十分に“迎え入れ”になります。

立春の開運アクション:立春は「小さな宣言」が効く
立春は「一年の流れを立てる日」とも言われます。大きな目標でなくていいのです。たとえば「夜更かしをやめる」「朝の白湯を続ける」「嫌な返事をしない」など、実行できる小ささがいちばん強い。立春は“始め方”が運を決める日なので、完璧より継続に寄せてみてください。
立春にすること|食べ物(立春大福・立春朝生菓子・立春豆腐・立春朝絞り)
立春にすること:立春の食べ物「立春大福」
「立春大吉」の厄除けにあやかって生まれたのが「立春大福」という和菓子です。大福は昔から「大きな福を呼ぶ」という意味で縁起が良いとされます。厄払いの小豆を使った餡、魔を滅する大豆のきな粉、神聖なる餅…立春にふさわしい組み合わせですね。立春の時期は和菓子屋さんで出会いやすいので、春の始まりの“しるし”として味わってみてください。
立春にすること:立春の食べ物「立春朝生菓子」
立春の日には、大福だけでなく、立春の朝に作られた生菓子「立春朝生菓子」も縁起の良い食べ物とされます。桜餅、うぐいす餅、椿餅など、春の気配を感じる菓子が多いのも魅力。立春のデザートにすると、季節を迎える気持ちが整います。
立春にすること:立春の食べ物「立春豆腐」
立春に食べると縁起が良いものとして「立春豆腐」が語られることがあります。白い豆腐は“清め”の象徴として扱われることがあり、節分から立春にかけて食べると良い、と言われるのです。できるだけ白いまま食べるのが良い、という話もあるので、塩でいただくのもさっぱりしておすすめです。
立春にすること:立春の食べ物「立春朝絞り」
「立春朝絞り」は立春の縁起物として知られる生酒です。立春の日の未明に搾りあがったお酒を、その日のうちにいただく、という粋な風習。出荷作業の前に神社の神職が、造る人・届ける人・飲む人の無病息災や家内安全を祈願する例もあり、立春らしい「始まりの祈り」を感じられます。
立春にすること|風習と立春大吉のお札
立春にすること風習:若水取り
若水取りは立春の風習というより、元旦に行う方も多いかもしれません。元旦や立春の早朝、井戸や泉の水を汲んで神前に供える行事のことを若水取りと言います。汲んできた水を若水(わかみず)といい、神様への供え物、茶を立てる、料理、口をすすぐといったことに使われます。
現代では水道水でも十分です。立春の朝一番の水を、神棚に備えたり、お茶にして飲んだりして、春の始まりを迎えてください。
立春にすること風習:立春からお財布を買って春財布
春に買う財布は「春(張る)財布」といわれ、縁起が良いとされます。新調するなら、色や素材よりも「使うあなたの気持ちが上がるか」を大切に。すでに財布があるなら、整えて磨くだけでも運の巡りは変わります。

立春にすること風習:立春大吉のお札を貼る
立春にすることとして、立春大吉のお札を思い浮かべる方も多いでしょう。

縦書きで「立春大吉」と書くお札で、四つの文字が左右対称になっています。表から見ても裏から見ても「立春大吉」と読めるため、鬼(災厄)が入ってきても、振り返ったときに同じ文字が目に入り「まだ入っていなかった」と思い込んで戻っていく、という言い伝えが残っています。家内安全、無病息災を願う、立春らしいお札ですね。
立春大吉の待ち受けサイズ!
立春大吉のお札の作り方
このお札は購入もできますが、ご自分で書かれる方も多いです。神社の水を汲みに行き、その水で書く分を残して手を洗い口をすすぎます。正座して「今も賜る天津水(あまつみず)を天(あめ)の真名井(まない)の真清水(まさやけるみず)と受けしめ給え」と唱えます。残りの水で墨を摺って「神火清明(しんかせいめい)、神水清明(しんすいせいめい)、神風清明(しんぷうせいめい)」と唱え、右の人差し指と中指だけを伸ばして顔の前でふり、三回息を吹きかけます。そして立春の日の早朝(朝7時までが良いと言われることもあります)に白い半紙に書く、という流れです。
もちろん、ここまで細かくしなくても大丈夫です。歯を磨いて手を洗い、朝一番の水で墨をすり、心を整えて書くだけでも十分に“始まりの祈り”になります。
立春大吉のお札の貼り方:玄関の外側か内側
立春大吉のお札を貼るのは玄関の右側が一般的とされます。玄関の内側でも良いとする地域もあり、ご自宅の玄関に合わせて選びましょう。お札は目線より高い位置に貼るのが良いと言われます。
貼る時間は「早朝、朝7時までが良い」と聞くこともありますが、立春のうちなら良いという考え方もあります。また神社によっては「雨水まで(2月中旬まで)」なら良い、とする例もあります。
関東の出雲さん出雲大社相模分祠の立春大吉のお札
私は関東の出雲さん出雲大社相模分祠の立春大吉のお札を使っています。折り紙のような形で、時間が経つと少しずつ開いて「運が入る」ようになっているんですよ。毎年の楽しみとしてご紹介します。
2025年は乙巳年なので立春大吉のお札は黄色

2023年は癸卯年なので立春大吉のお札はピンク
卯年なためか2023年はピンクです。

2022年は壬寅年なので立春大吉のお札は黄色
壬寅なので立春大吉のお札は黄色でした。出雲大社では二十四節気の立春から雨水までに貼る、という案内がある年もあります。


2021年は辛丑年の立春大吉のお札
こちらは2021年の立春大吉のお札です。


神社で購入したものです。節分でお参りした後に授与所でいただく方も多いですね。
それでは今年一年も、あなたにとって穏やかで、やさしい春の始まりになりますように。




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