一粒万倍日と不成就日は塩まじないでも、他のおまじない(特に陰陽系を代表とする東洋のおまじない)でも気になるものです。
せっかくおまじないをするなら、なるべく効果が高い日に行いたいもの…。それには一粒が一万倍になる一粒万倍日に行うのがぴったり。でもでもそれが不成就日と重なっていたら…?
不成就日と一粒万倍日の関係や重なった時はどうするべきなのか、やってはいけないことをご説明します。
また天赦日に関しては下記の記事を読んでね!

一粒万倍日と不成就日
まずは一粒万倍日と不成就日とは何か、その由来などをご紹介します。
一粒万倍日とは
一粒が万倍にもなる日、物事を始めるのに最適な日です。大安と並んで縁起が良いとされる吉日で「一粒の籾が稲穂になって万倍にも実る」という意味なのです。
一粒万倍日(いちりゅうまんばいび、いちりゅうまんばいにち)は、選日の1つである。単に万倍とも言う。
「一粒万倍」とは、一粒の籾(もみ)が万倍にも実る稲穂になるという意味である。一粒万倍日は何事を始めるにも良い日とされ、特に仕事始め、開店、種まき、お金を出すことに吉であるとされる。但し、借金をしたり人から物を借りたりすることは苦労の種が万倍になるので凶とされる。
また同じ意味合いで、借りを作る、失言をする、他人を攻撃する、浪費などもトラブルが倍増するので避けたほうがいいとされている。
一粒万倍日は数が多いことから、他の暦注と重なる場合がある。その場合、吉日と重なったら一粒万倍日の効果が倍増し、凶日と重なったら半減するという。
一粒万倍日は宣明暦時代には記載されていたが、地方暦によっては記載されていないものもあった。貞享暦以降は暦注から外されたが、新暦が普及してから民間暦に掲載されるようになった。
2023年の一粒万倍日
2023年の一粒万倍日は以下の通りです。この表は一粒万倍日の早見表です。もっと詳しく知りたい時は下記の記事を読んでね!

2023年の一粒万倍日をご紹介します。
2023年1月の一粒万倍日 | 5(木)6(金)9(月・祝)18(水)21(土)30(月) |
---|---|
2023年2月の一粒万倍日 | 2(木)5(日)12(日)17(金)24(金) |
2023年3月の一粒万倍日 | 1(水)9(木)16(木)21(火・祝)28(火) |
2023年4月の一粒万倍日 | 2(日)12(水)15(土)24(月)27(木) |
2023年5月の一粒万倍日 | 9(火)10(水)21(日)22(月) |
2023年6月の一粒万倍日 | 2(金)3(土)16(金)17(土)28(水)29(木) |
2023年7月の一粒万倍日 | 11(火)14(金)23(日)26(水) |
2023年8月の一粒万倍日 | 4(金)7(月)10(木)17(木)22(火)29(火) |
2023年9月の一粒万倍日 | 3(日)11(月)18(月・祝)23(土・祝)30(土) |
2023年10月の一粒万倍日 | 5(木)15(日)18(水)27(金)30(月) |
2023年11月の一粒万倍日 | 11(土)12(日)23(木・祝)24(金) |
2023年12月の一粒万倍日 | 5(火)6(水)7(木)8(金)19(火)20(水)31(日) |
不成就日とは
不成就日は一粒万倍日と同じく撰日の一つです。何をしても成就しない(望みが叶わない、計画が成し遂げられない)日として大変な凶日となっています。
何事も成就しない日とされ、結婚・開店・子供の命名・移転・契約・芸事始め・願い事など、事を起こすことが凶とされる。市販の暦では他にも色々なことが凶となっていて、結局は全てのことが凶ということになる。
2023年の不成就日
2023年の不成就日は以下の通りです。もっと詳しく知りたい時は下記の記事を読んでね!

2023年月 | 不成就日 |
---|---|
1月 | 5日(木)、13日(金)、21日(土)、24日(火) |
2月 | 1日(水)、9日(木)、17日(金)、21日(火) |
3月 | 1日(水)、9日(木)、17日(金)、23日(木)、31日(金) |
4月 | 8日(土)、16日(日)、20日(木)、28日(金) |
5月 | 6日(土)、14日(日)、23日(火)、31日(水) |
6月 | 8日(木)、16日(金)、22日(木)、30日(金) |
7月 | 8日(土)、16日(日)、23日(日)、31日(月) |
8月 | 8日(火)、18日(金)、26日(土) |
9月 | 3日(日)、11日(月)、16日(土)、24日(日) |
10月 | 2日(月)、10日(火)、15日(日)、23日(月)、31日(火) |
11月 | 8日(水)、16日(木)、24日(金) |
12月 | 2日(土)、10日(日)、17日(日)、25日(月) |
不成就日と一粒万倍日が重なってしまう日2023
不成就日と吉日が重なってしまう日です…。不成就日は何事もうまくいかない日…お財布の使い始めにも良くない日となります。不成就日についてはこちらの記事を読んでね!

2023年1月21日(木) 一粒万倍日+不成就日
2023年2月2日(木) 一粒万倍日+不成就日
2023年2月17日(金) 一粒万倍日+不成就日
2023年3月1日(水) 一粒万倍日+不成就日
2023年3月9日(木) 一粒万倍日+不成就日
2023年6月16日(金) 一粒万倍日+不成就日
2023年7月23日(日) 一粒万倍日+不成就日
2023年9月3日(日) 一粒万倍日+不成就日
2023年10月15日(日) 一粒万倍日+不成就日
2023年11月24日(金) 一粒万倍日+不成就日
撰日(せんじつ)について
一粒万倍日や不成就日がいつ起こるのか決めているのが撰日です。
撰日とは、暦注(暦に書かれている日時や方位などの吉凶などその日の運勢などの注意事項のこと)の中で六曜・七曜・十二直(中段)・二十八宿・九星・暦注下段以外のものの総称です。雑注とも呼ばれています。
撰日には、一般的に九種類あります。不成就日や天一天上も選日なんですね!
- 八専
- 十方暮
- 不成就日
- 天一天上
- 三隣亡
- 三伏
- 一粒万倍日
- 犯土(大土・小土)
- 臘日
一粒万倍日と不成就日はどうして重なるのか
吉日である一粒万倍日と凶日である不成就日…この二つはどうして重なるのでしょうか。
同じ選日なら重ならないように配置してくれれば…と思ってしまいますよね。
不成就日と一粒万倍日は同じ選日ですが、その日を抽出するためのルールが違うのです。
成り立ちそのものが違うためなのです。
一粒万倍日と不成就日、同じ日になったらどちらを優先したらいいの?
不成就日も一粒万倍日も選日です。そのため効果が半減する、と言う説が一般的なようです。
ただ、同じ選日でも成り立ちやルールが違うため、お互いに影響はないのでは…と言う意見もたくさんあります。全く不成就日を気にしない!と言う方もいるくらいです。
一般的にはこういった吉日と凶日が重なっ場合は吉日としても祝い事や願い事は避ける傾向にあるようです。せっかくの慶事ですから、一点の曇りない日を待ちたい…と言うのは人として当然ですよね。
塩まじないなどでも不成就日は一粒万倍日と重なっていても行わないと言う人が多いです。
塩まじないについては下記の記事を読んでね!

一粒万倍日と不成就日にやってはいけないこと
一粒万倍日と不成就日…この二つの日にそれぞれやってはいけないことを説明します。
一粒万倍日にやってはいけないこと
「一粒の籾が稲穂になって万倍にも実る」という意味の吉日である一粒万倍日は、増やしたくないことを行うとそれが万倍になります。
- 借金
- ものを借りること
- 人から借りを作る
- 人の悪口を言う
- 他人を攻撃する
- 無駄遣い、浪費
などを行うべきではありません。
特に借金やローンを組む日に一粒万倍日は絶対に避けましょう。いらぬ苦労が万倍になってしまいます。
不成就日にやってはいけないこと
何事も為せない、全てがうまくいかない、願いが叶わない日、不成就日…。
この日にやってはいけないことは下記のようなことになります。
- 結婚
- 開店
- 子供の命名
- 移転
- 契約
- 芸事始め
- 願い事など、事を起こすこと
一粒万倍日と不成就日にやるべきこと、運気が上がること
一粒万倍日にやるべきこと、運気が上がること
一粒万倍日にするべきこと、運気が上がることは
- 仕事始め
- 開店
- 種まき
- お金を出す
- 宝くじを買う
と言ったことになります。やはり「何かを始めるのに最高な日」である一粒万倍日…。これから増えていくと良いことに使うべきですね!
一粒万倍日に向いている、この日の方が効果が上がるおまじない
一粒万倍日だからこそやっておきたいおまじないをご紹介します。やっぱりダントツおすすめは塩まじないです。他には待ち受けを変えるのもいいですね!





不成就日にやるべきこと、運気が上がること
不成就日では全てのことが凶と出る日…静かにいつも通り過ごすのかいいでしょう。
一粒万倍日と仏滅が重なったらどうしたらいいの?
吉日の一粒万倍日と仏滅や赤口などの凶日が重なった時についてです。
仏滅とは
「仏滅」とは六曜の一つです。
「先勝」「友引」「先負」「仏滅」「大安」「赤口」の6つを「六曜」と呼び、日にちの吉凶を占うために使われています。
六曜は基本的に「してはいけないこと」を決めた日であり、仏滅は「仏が滅するほどの凶日」で何事もしない方が良い日となっています。仏滅は元々、「虚亡」(何もかもが虚しい日)と言われていました。その後、「物滅」(虚しさで全ての物が滅する)となり、「仏滅」と変化したのです。
「全ての物が滅する日」という意味から、仏事や別れたい人との別れには良い日でもあるのです。そのため、お葬式や法事には差し障りがありません。代わりに、結婚や慶事には向いていません。
六曜の成り立ちや今日の六曜についてはこちらのページをご覧ください!
一粒万倍日と仏滅が重なった時の対処
一粒万倍日は選日で、六曜である仏滅とは根本的な考え方が違ってきます。一粒万倍日は太陽暦ですが、仏滅は太陰暦です。この二つを同列に考えても仕方がないという説もあります。
しかし、仏滅のような「凶日」はやはり気になるものです。何かを始めるのに向いた一粒万倍日と、別れや終わらせることにむいた仏滅…この二つが重なった時は、一粒万倍日でも物事を始めたり、慶事は避けるべきでしょう。
一粒万倍日と仏滅が重なった時に塩まじないは?
一粒万倍日と仏滅が重なった時のおまじないですが、塩まじないなどは仏滅や大安は気にせずに一粒万倍日に行う方が多いです。おまじないは慶事ではないので気にならない方が多いのでしょう。むしろ、願う内容によっては良い日と考える人も多いです。
一粒万倍日と不成就日や仏滅が同じ日になったら?やってはいけないことへの質問と回答(やり方がわからない時や困った時はチェック)
このおまじないや術や画像で困ったり気になったことがあった時はコメントで質問してね。質問が同じだと思っても不安な時は聞いてね。
- 2022.9.16の様に下弦の月で仏滅、一粒万倍日には、恋愛成就系のおまじないは向かないんですか?一粒万倍日なのに、月が欠けていく日なので、折角の金曜日でも恋愛成就のおまじないはやらない方がいいのですか?どちらを優先すべきなのか記事探したけど見当たりません。よろしくお願いします。
- 仏滅と一粒万倍日が重なるとどうしたらいいのか、悩みますよね。
仏滅、一粒万倍日は東洋系の考えです。西洋のおまじないでは考慮しなくても大丈夫です。
月の満ち欠けも術の中で「月が満ちていく期間」といった但し書きや注意がない限りは、そこまで気にしなくてもいいと思いますよ。
曜日に関しても西洋の考え方になりますので、西洋系のおまじないをされるなら考慮された方がいいですが、東洋系の術なら大丈夫です。
また、西洋東洋に関わらず「絶対に叶える、この瞬間に」という強い気持ちができたなら、その時が一番だと思います。
コメント 成功の口コミや疑問…読んでね!
2022.9.16の様に下弦の月で仏滅、一粒万倍日には、恋愛成就系のおまじないは向かないんですか?一粒万倍日なのに、月が欠けていく日なので、折角の金曜日でも恋愛成就のおまじないはやらない方がいいのですか?どちらを優先すべきなのか記事探したけど見当たりません。よろしくお願いします。
仏滅と一粒万倍日が重なるとどうしたらいいのか、悩みますよね。
仏滅、一粒万倍日は東洋系の考えです。西洋のおまじないでは考慮しなくても大丈夫です。
月の満ち欠けも術の中で「月が満ちていく期間」といった但し書きや注意がない限りは、そこまで気にしなくてもいいと思いますよ。
曜日に関しても西洋の考え方になりますので、西洋系のおまじないをされるなら考慮された方がいいですが、東洋系の術なら大丈夫です。
また、西洋東洋に関わらず「絶対に叶える、この瞬間に」という強い気持ちができたなら、その時が一番だと思います。
願いが叶いますように!