ひな祭りは三月三日…ひな祭りは女性の運気を上げてくれる特別にスピリチュアルな日なんですよ〜!
ひな祭りは厄払いの日、上巳払い
お雛様の由来の一つに「上巳払い」というものがあります。
「上巳の節句」に、人形(ひとがた=藁などで作った人形)で体を撫で、穢れを移したものを川に流し厄払いをする行事です。
ひな祭りは厄払いの日だったんですね!
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さてこの上巳の巳は巳の日の巳です!巳の日は金運に良い日で弁天様の御縁日ですね!
どうして三月三日は厄払いの日だったのか
どうして三月三日は厄払いの日だったのか…これに関してはさまざまな説があり、はっきりした理由はわかっていません。
元々は中国の儀式で、三月の最初の巳の日に水辺に出て祓の行事を行う風習が奈良時代に入ってきたのではないかと言われています。この三月の最初の巳の日に水辺に出て祓の行事の謂れの一つに徐肇(じょちょう)の話があります。
娘の死を嘆き悲しむ徐肇に代わって、村人たちは酒で徐肇の娘たちの亡骸を清め川に流して弔いました。
この徐肇の娘が亡くなったのが三月の最初の巳の日だったと言われています。この徐肇の娘が亡くなったこと、その娘を水葬にしたこと、それらが三月の最初の巳の日に厄を祓う儀式となり、「上巳の祓い」がはじまったのです。
この徐肇の話から下記の点を読み取ることができます。
- 古代中国では土葬が9割を占めるのに水葬している
- 三月、三日で亡くなる、三人の娘と三という数字が何度も繰り返されている
どうしても三月三日のひな祭りに払わなければならない厄と穢れ
この「酒で亡骸を清めて川で流した」というのは徐肇の娘たちがわずか三日で亡くなったことが村人からすれば忌避したい「穢れ」であったことが窺えます。
三人もいた若く健康であったであろう娘…なんらかの感染症か事故か…嘆き悲しんで動くことのできない父親…その父親に代わって村人が当時は高価であった酒で娘たちの亡骸を清め、水葬することで村から遠く離さなくてはならなかったということです。
この徐肇の話は眉唾で本当にあったことかどうかは判別が難しいですが、この日が「特別な厄・穢れを祓う日」であったことは間違いがありません。
奇数の3と陰陽と厄払い、不吉な日の三月三日
この徐肇の話でも何度も出てくる3という数字、この数字も特別な数字です。
3月3日は3という奇数が重なる日…これは陰陽では「陽の極まる日」で不祥日、すなわち不吉な日なのです。中国では奇数を陽数として好み、偶数を陰数として嫌う思想があり、「一」は陽の本源、「二」は陰の本源で陰陽の本源が合体して、森羅万象を創り出すと考えらていました。陽数は三から始まり九に極まる、また奇数(陽)が重なると陰になります。この奇数が重なった状態は不吉なのです。
ひな祭りのスピリチュアル、厄祓いをしよう
ひな祭りは厄払いの日…これは西日本の「磯遊び」「春慰み」「山磯遊び」、東日本の「山遊び」「山行き」などという風習からも窺えます。
この三月三日は海や野山に遊びに出る風習がある地域が多く、他にも三月三日または翌4日を花見の日として、花が咲いていなくても家から離れて祓いに出かける風習が残っています。
この風習では「三月三日は家にいてはいけない日」「三月三日は家族総出で戸外で食事をする日」「三月三日は戸外で穢れを祓う日」なのです。
特に海辺や水辺に出ることが多いのですが、これは海が生命の源であり古来より神霊が宿ると考えられていたためだと思われます。そして、新しい命の誕生と、身についた穢れを流して生身の体が潰えてもまた戻ってくることを願ったのでしょう。
徐肇の話の中でも娘の亡骸を川に流したのは、穢れを祓うだけではなく、川を伝い海へ還って、嘆き悲しむ父親のもとに帰ってきて欲しいと願ってのことだったかもしれません。
ひな祭りをスピリチュアルに開運して過ごすために
このひな祭りをスピリチュアルに浄化して開運したいなら、家にいるより山や海へ出かけよう!ということになります。
ただし三月三日が休みじゃない方も多いでしょう。
上記にも書きましたが、上巳の節句は三月の最初の巳の日のこと。
また、雛を流して厄を祓う行事は三月三日だけではなく、翌日の四日に伸ばして行われることも多いです。
ですので
- 三月三日は仕事帰りでも海や川辺に寄ってから帰ること
- 三月三日が難しければ3月の上旬の都合の良い日に山や海へ出かけること
- その行きか帰りに神社で参拝する
これだけで浄化されて開運につながります。
2024年3月の最初の巳の日は6日
ちなみに2024年3月の最初の巳の日は3月6日になります。
この日は仏滅ですが、なんと己巳の日!
金運が激上がりしそうな日ですね!
桃はひな祭りに本領を発揮できる最高の聖なる果実、浄化の木と花
三月三日に出かけるなんてできないよ〜!山も海も無理無理!
という場合は桃を使いましょう!
桃の実は聖なる邪気払いの実、だからこそ桃太郎も生まれた
お雛祭りの日である三月三日にに、缶詰でいいので桃を食べましょう。桃の実はとてもおめでたくて、神聖な実です。恋愛運をあげ、邪気を払ってくれる特別な食べ物です。桃太郎が桃から生まれたのも、桃が特別な神聖さを持つものだったからです。
特におひな祭りの三月三日に桃を食べることで、恋愛運、結婚運、女性の全体運が上がります。そしてせっかくのお雛様です。桃の素敵なスイーツで女子会を開くのもいいでしょう。
おひな祭りは、女の子のお祭りとして女性を多く呼び集めて祝ったものでした。せっかくの三月三日は気のおけない仲間と桃を食べる女子会をお勧めします。
昔は桃を三月三日に食べることは難しかったですが、そこは現代!缶詰も冷凍物も加工品もたくさんあります。ありがたいことです。
桃の花は邪気払って運気を上げる、だからこそひな祭りに飾られる
桃のお花は邪気を払い、恋愛運をアップしてくれます。ひな祭りではなくても飾りたいお花…。ちなみに桃の香りを寝室に使うと子宝に恵まれるというジンクスまであります。
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