4月23日は「4月こと座流星群」が極大を迎える日です。4月こと座流星群は4月22日午後11時ごろから翌朝までが見ごろ。
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流星に願いをかけるときは、黙って心の中でつぶやきます。あっという間ですから、がんばって!
夏の夜空に輝くこと座は、紀元前1200年頃には既に知られていた古い星座で、古代ギリシアの竪琴の姿が描かれています。
小さくまとまった星座ですが、北の空に位置しているので、時間を問わなければ、一年を通して夜空のどこかで見ることができる星座でもあります。
さて、こと座の探し方は、夏の星座の中ではもっとも明るく輝いているα星のベガで、ベガは「夏の大三角形」を形づくっている星のひとつです。
日本では七夕の「織姫星」としてよく知られている星なので、すぐに見つけることができると思いますが、ベガは天の川から少し離れた西側に位置しています。
ひときわ白く輝いていて、日本ではほぼ天頂を通っていくので、間違えることはないと思いますが、このベガの近くに四つの星が小さな平行四辺形を描いています。
この部分が竪琴の弦にあたり、3等星と4等星からできていますが、空の暗いところなら、よく目に付く形をしているので見つけやすいと思います。
こと座について
こと座のなかで一番有名なのは、1等星・ベガになります。ベガは全天で5番目に明るく輝いていて、はくちょう座のα星・デネブ、わし座のα星・アルタイルと共に夏の大三角形をつくっています。夏の大三角形の中でもベガはひときわ明るい星です。ベガは星の明るさを測る基準ともなっており、デネブとアルタイルは、ベガよりも少し暗い1等星です。
ベガの位置
ベガは天の川の西側にあります。そして、ベガは七夕のおりひめ星(織女星(しょくじょせい))としても有名ですね。少し離れていますが、わし座のアルタイルは天の川の近く、東側にあります。この星が彦星になります。
そして、このふたつの星よりも北側に位置していて、天の川の中にあるのがデネブです。
こと座の神話・伝説
こと座のモデルになっているのはオルフェウス(オルペウス)が弾いていた竪琴です。
女神・カリオペとトラキア王・オイアゲロスとの間に生まれたオルフェウスは琴の名手として知られていました。彼には美しい妻・エウリディケがいましたが、ある日、毒蛇に噛まれて死んでしまいます。
オルフェウスはこれを大変に悲しみ、死者の国へ行きエウリディケを探し出します。冥界の王ハーデスに頼んで、その素晴らしい琴の調べを聞かせて終には地上に連れ戻す許しを得たのです。しかしそれにはたったひとつの条件がありました。地上に着くまで、美しい妻の顔を絶対に見てはならない、そのために振り向いてはならないというものでした。
その条件を飲んだオルフェウスは大喜びでエウリディケの手を引いて、地上へ戻ります。しかし、後わずかで地上という時に、喜びのあまり思わず振り返ってエウリディケの顔を見てしまうのです。エウリディケは冥界に連れ戻され、悲しみにくれたオルフェウスは川に身を投げて死んでしまいます。
大神・ゼウスはこれを哀れみ、彼の竪琴を星座にして、天に昇らせたのがこと座だと伝えられています。
オルフェウスは太陽神・アポロンの息子という説もあるんだそうです。また、妻を失ったオルフェウスが悲しみのあまり音楽を演奏しなくなったことが原因で、石を投げられて死んだという説も…。
こと座の神話はとても有名な悲劇ですね。
4月のこと座流星群観測ポイント
日時
極大時刻は4月23日3時頃です。この時間には月も沈んで、素晴らしい見頃となるでしょう。深夜なので気をつけましょうね!結構寒いです。4月22日午後11時ごろからはこの素晴らしい天体ショーをみることができるでしょう。
観測の仕方
基本的には北東です。月が入らないように注意しましょう。
このこと座流星群は目でもたくさん観測できる流星群です。1945年には1時間に90個の流星を観測したとか。
楽しみですね!
関東、東北、北海道は天気も良く、よく観測できるようです。空の条件の良いところでは23日未明から明け方にかけて1時間あたり10個程度、空が明るいところや視界が開けていないところでは5個ほどの流れ星が見えそうとのこと。
さあ!星に願いを!
コメント 読むとモチベーションアップ
そうなんですね!
↑記事読んで、満月見ちゃダメなのかと思っちゃいました(^^;)
回答ありがとうございました(^^)
満月って見ない方がいいんですか?
満月以外の月なら見てもいいのでしょうか。
満月は見ても大丈夫ですよ!
むしろ満月に毎回願いを祈るおまじないもありますよ。
ねがいが叶いますように!