七夕に願いを叶える短冊の書き方や、七夕と七夕飾りの由来、そして願いを叶える金銀の短冊のおまじないのご紹介です。
年に一度の七夕祭り…みんなの願いが叶いますように!
七夕の短冊の書き方
七夕の短冊の書き方です!願い事が叶う書き方にしましょう!
七夕の短冊の五色の色の意味や色に合わせた願い方
七夕の歌にもある「五色の短冊」の五色は、中国の陰陽五行説からきています。「赤」「青」「黄」「白」「黒」が本来の色で、この中の黒が「縁起が悪い」などの理由で、もっとも尊い色である紫に変わりました。紫は全ての最上位にある色、下にある短冊のおまじないでも紫を使っています。本来の意味は智徳ですが、最上位である紫は全ての願いを叶えてくれそう!「青」は「緑」でもオッケーなんだそうです。
この5色は「人の徳(五徳)と同じ」といわれています。
それぞれの色と五徳の意味は、
短冊の色 | 五行の要素 | 五徳 | 願い事のテーマ |
---|---|---|---|
青(緑) | 木 | 仁 | 仁義、人への思いやり |
赤 | 火 | 礼 | 礼儀、秩序を守るために必要な礼儀作法 |
黄 | 土 | 信 | 信頼、約束を守り誠実であること |
白 | 金 | 義 | 正義、私利私欲にとらわれず、人として正しい行いをする |
黒(紫) | 水 | 智 | 智徳、学問に励み知識を広げる |
となっています。もし短冊を書くなら、この五色の短冊の色とその意味に合わせて願いを書くといいかもしれませんね!
願い事を叶える短冊の書き方
七夕で願いを叶えてみませんか。七夕は昔からある願いを叶える行事の一つです。短冊や七夕飾りにはもちろん意味があります。
1、願い事はとにかく具体的にかく。曖昧な表現しない。
2、短冊に必ず名前を書く。名前はイニシャルや下の名前でもOK。
3、屋内に笹を飾るならば東南や南方が吉。なるべくならベランダや庭に!笹がない場合は、願い事を書いた短冊を神棚においてもOK。
4、両想いになれるおまじない
紫色の短冊に自分と好きな人の名前を並べて書き、その上を紫色のマジックペンや絵の具で塗りつぶす。その短冊を、笹の一番先の部分に飾る。(他の短冊や飾りをつけてもいいのでカムフラージュ。)七夕当日まで笹を外に飾った後は、その短冊だけ引き出しの奥などに次の七夕までしまっておきます。
そうするとその1年間のどこかで両思いになれるって。
5、七夕飾りの処分は、紙など庭で燃やせるものは燃やし、できなければ粗塩でさっと清めて捨る。
七夕の短冊を飾る時期と飾りを片付ける時期
前日の夕方から飾り、翌日の朝には片付けます。以外と短い期間です。
最近は一週間前後飾るところもあります。
笹と短冊の片付け方
笹を燃やす地域や、川などに流して願望成就の祈願をする地域もあるそうです。
一般的には普通に笹も飾りも分別してゴミとして捨てられます。
ただ気分的に願いを書いた短冊はそのままゴミ、というのも嫌ですよね。短冊は白い半紙などで包んで捨てられてはいかがでしょうか。神社などで焚き上げは短冊だけ受け取るところもあるそうです。問い合わせて見てくださいね!
七夕とは
七夕は「たなばた」または「しちせき」とも言われる、古くから行われている日本のお祭り事で、一年間の重要な節句をあらわす五節句(人日(1月7日)、上巳(3月3日)、端午(5月5日)、七夕(7月7日)、重陽(9月9日))のひとつです。
この七夕祭り、もともと日本の神事であった「棚機(たなばた)」と織姫様と彦星様の言い伝え、そして「乞巧奠(きこうでん)」という奈良時代に中国から伝わった風習が混じり合って誕生したものだそうです。
下記にこの三つの風習や言い伝えを解説します。
棚機(たなばた)について
「棚機女(たなばたつめ)」と呼ばれる選ばれた乙女が、秋の豊作を祈り人々の穢れを払う行事を「棚機(たなばた)」と呼んでいました。古くからある日本の禊ぎ(みそぎ)行事です。
この「棚機女(たなばたつめ)」は、清い水辺に作られた機屋(はたや)にこもり、神さまのために心をこめて着物を織りました。そのときに使われたのが「棚機」(たなばた)」という織り機です。
この「棚機」(たなばた)」に仏教が加えられ、お盆を迎える準備として7月7日の夜に行われるようになったのが七夕の起源と言われています。七夕で「たなばた」と当て字で読む由来ともなっています。
織姫様と彦星様の言い伝え
織姫様と彦星様の言い伝えは中国から渡ってきました。
そのことをかわいそうに思った天帝が、身分を超えて夫婦になることを許し、二人は晴れて一緒に住むことになったのです。
しかし夫婦になった途端、遊んでばかりになり仕事はすっかり怠けるようになってしまいました。
それが天帝の怒りに触れ、2人は天の川をはさんで東西に引き離されてしまいます。
2人は悲しみのあまり、働けなくなってしまったため、天帝は1年に一度だけ、7月7日に会うことを許しました。
琴座のベガと呼ばれる織女(しゅくじょ)星は裁縫の仕事、鷲(わし)座のアルタイルと呼ばれる牽牛(けんぎゅう)星は農業の仕事をつかさどる星と言われています。二つもと一等星ですね。
この二つの星が旧暦7月7日に天の川をはさんで最も光り輝いてい見えることから、中国ではこの物語が生まれたのでしょう。
乞巧奠(きこうでん)について
7月7日に織姫様にあやかって、はた織りや裁縫が上達するようにとお祈りをする風習を「乞巧奠(きこうでん)」と呼びます。「乞巧奠(きこうでん)」は、中国の行事です。
庭先の祭壇に針などをそなえて、星に祈りを捧げるというもので、やがてはた織りだけでなく芸事や書道などの上達も願うようになりました。
七夕の風習について
七夕は平安時代にはすでに中国から伝わって、宮中行事として親しまれていました。
サトイモの葉にたまった夜つゆを「天の川のしずく」として、墨を溶かし梶の葉に和歌を書いて願いごとをしたそうです。
この風習が江戸時代には庶民に広まり、笹の葉に短冊を書いて願い事をするようになりました。
七夕の七つ道具
七夕の七つ道具 | 説明と意味 |
---|---|
神衣(かみこ、かみごろも) | 病気や災難の厄よけ、身代わり |
吹き流し | 織姫の織り糸 |
千羽鶴 | 家内安全と健康長寿を祈願 |
巾着 | 商売繁盛 |
投網 | 大漁、豊作を祈願 |
屑籠 | 清潔と倹約 |
短冊 | サトイモの葉にたまった朝露を硯に集めてすった墨で、短冊に和歌や字を書く。学問や書道の上達を祈願 |
灯入れあんどん | 地域により異なるが、夜道の明るさや安全を祈願する場合が多い |
七夕線香 | 地域により異なるが、病気平癒や無病息災を祈願する場合が多い |
地域により、祭りの装飾や意味が変わることがあります。
七夕の日が雨…織姫と彦星は会えるの?短冊の願いは叶うの?
7月7日はまだ雨が多い時期…暑いのに蒸すし雨だしで良い気候の時期とは言えません。そして気になるのは雨の日の七夕のこと。雨でも織姫様と彦星様は会えるのでしょうか?
古くからある伝説では雨が降ると来年までまた会えない、でもカササギが助けてくれる!
織姫様と彦星様は雨が降ると「天の川の水が増えるため会えない」と言われています。しかし会えない二人をかわいそうに思ったカササギが、皆で羽を広げて二人を渡してくれるので会えるという言い伝えがあるのです。
このカササギでできた橋のことを烏鵲橋(うじゃくきょう)といい、男女の契りの橋渡しのたとえともなっています。とてもロマンチックですね!
このカササギの言い伝えは地域によって差があり「雨が降ると会えない」という言い伝えもありますが、年に一度しかない二人の逢瀬…絶対に会ってほしいものです。
催涙雨、七夕の夜に降る雨のこと
七夕に降る雨のことを催涙雨(洒涙雨)といいます。この雨は七夕に会うことができなかった織姫と彦星の涙と言われています。この涙の雨にも諸説あり、会えた喜びで流している涙という説もあるのです。もし七夕に雨が降っても「会えた喜びで泣いてる」って思いたいところです。
ちなみに七夕の前日である7月6日に降る雨のことを「洗車雨(せんしゃう)」というそうで、彦星様が織姫様を迎えに出かけるために牛車を洗う雨なんだそうです。
雨でも短冊の願いは叶うの?
上記のように雨だから二人が会えないという説をとると願いが叶わなそうに感じますが、そんなことはありません!
二人が会えて喜びの涙を流している、と考えればむしろ雨の方が「喜びパワー」で願いが叶うでしょう!
七夕と里芋(サトイモ)の関係、サトイモの葉についた滴=天水で願いが叶うおまじない
七夕に昔からある風習の一つに天水で墨をすって願いを書くと叶う、というものがあります。
早朝にサトイモの葉にたまったしずくを天水と呼び、これを集めて墨をすり、その墨で七夕の短冊を書くと願いが叶うと言われています。
サトイモは繁栄、富、健康、子宝などのシンボル的な意味があり、一年に一度しか会えない織姫と彦星が、一度の逢瀬でたくさんの子を成すためのシンボルとして必要だったのでしょう。詳しくはこちらのサイトを読んでみてくださいね!
サトイモの葉の露を早朝に集めるのは大変ですが、非常に効果があるおまじないです。
特に子宝、書道、芸事、音楽、絵画などに効果があると言われています。七夕はもともと織姫、すなわち機織、手先を使ったことや芸事の祭りです。
ご自身が何か習得したい技術があるなら、七夕は願いを叶えるおまじないの絶好のチャンスです。
もちろん織姫と彦星の恋のお祭りでもあるのですから、恋の願いもね!
七夕にはそうめんを食べて願いを叶える!
七夕にそうめんを食べて願いを叶える、というちょっと面白いおまじないです。
そうめんは風水的にも縁結びの効果がある上に、七夕にはそうめんを食べて無病息災を願う風習があるそうです。
七夕で願いが叶う金銀の短冊のおまじない
金銀の両思いになれる七夕のおまじないです。
七夕で願いが叶う金銀の短冊のおまじないに必要なもの
金色の折り紙
銀色の折り紙
黒ペン
笹
七夕で願いが叶う金銀の短冊のおまじないの方法
折り紙を半分に切って、短冊形にする。
ひっくり返して金色の折り紙の白い方に彼の名前を書き、銀色の白い方に自分の名前を書く。
名前と名前をくっつけるように、二枚の折り紙をのりで貼付け金銀の短冊にする。
それを笹に飾りましょう。
これで、織姫と彦星のパワーを借りて願いを叶える事ができるでしょう。
七夕の願い事が叶う天の川の待ち受け
天の川や星空の画像です。皆様の願いが叶いますように!
コメント 成功の口コミや疑問…読んでね!
彼女と別れたく無い場合や彼女と別れずにずっと一緒にいたい場合はどのように書けば良いのでしょうか?
具体的に曖昧にせずに書くといいので「彼女と別れたく無い」「彼女と別れずにずっと一緒にいたい」でいいと思いますよ〜。
願いが叶いますように!
『大好きな人と別れずにずっと一緒に付き合えますように』とかでもいいのでしょうか?
もちろんですよ!
願いが叶いますように!
私の地元では、七夕は7月ではなく8月なのですが、8月に七夕のおまじないをやってもいいのでしょうか?
よろしくお願いします。
旧暦の七夕ですね!大丈夫だと思いますよ!
願いが叶いますように!
わたしも同じく、短冊だけ燃やしてもいいか聞きたいです!小さい笹の植木鉢を買ったので、なんだか燃やすのがかわいそうで…
大丈夫ですよ!立派に育てば、来年も飾れますね!
願いが叶いますように!
マンションの植え込みに生えている竹の
笹に短冊をつけてもいいでしょうか。
竹は北側に生えています。
またその場合、短冊のみ燃やしてもいいでしょうか。
別に笹を買った方がいいですか。
マンションなので燃やすのが困難です。
教えて下さい。
笹飾りとして結んでもかまわないと思いますが、マンションの植え込みでは見つかったりしないでしょうか?
このおまじないは笹ごと燃やさなくても大丈夫なので大丈夫ですよ!短冊も燃やさなくても大丈夫です。
名前の書いた短冊をごみにだすのは気分的に良くないでしょうから、白い半紙などに包んで捨てられるか、燃やされるのは良いかもしれませんね。
地域によっては短冊を川に流す風習のあるところもあるそうです。
ただ、金紙銀紙はかなり燃え辛いです…。
近所に神社などありましたら、短冊だけお炊き上げしてくれるかも知れませんから、問い合わせてみてくださいね!
願いが叶いますように!
七夕の7日に飾るんですか?
7日までに笹に飾ればいいですか?最悪7日でも大丈夫ですか?
七夕飾りは前日の夕方から飾られると良いそうです。
願いが叶いますように!
笹がない場合はどうすればいいのでしょうか?
小さなものでもいいので笹飾りを購入されるのが、一番手っ取り早いかもしれません。この時期ならあちこちの神社や自治体、商業施設などで七夕祭りを行っています。そういった笹飾りにつけても大丈夫ですよ。剥がれたりしないようにしっかりのり付けしてくださいね!
願いが叶いますように!
7日を過ぎたら短冊や笹はどのようにしたらいいのでしょうか?
自宅で燃やせる環境ではないのでなく、お塩で清めて捨ててもいいものでしょうか
笹は大きいですから…。ご自身で燃やすのは結構難しいですよね…。
笹を燃やす地域や、川などに流して願望成就の祈願をする地域もあるそうです。
近所の神社などで炊き上げてくれるところがあるかもしれませんので、調べてみてくださいね。
また、お金がかかりますが、最近は郵送で送ると炊き上げてくれる神社も出てきました。
ですが、一般的には普通に笹も飾りも分別してゴミにしても大丈夫ですよ。
ただ気分的に願いを書いた短冊はそのままゴミ、というのも嫌ですよね。短冊は白い半紙などで包んで捨てられてはいかがでしょうか。前述した神社での焚き上げは短冊だけ受け取るところもあるそうです。問い合わせて見てくださいね!
願いが叶いますように!
七夕の笹で外で飾られている所に一緒に飾っても大丈夫ですか?
金銀の中にそれぞれの名前を書きますがオモテの金銀の所に願い事を書くンですか??
外で他の短冊と一緒に飾って大丈夫です。
また表には願いは書かないようにしましょう!
願いが叶いますように!
男性がやる場合は金銀の七夕のおまじないはどうすればよいのでしょうか?
女性→銀色、男性→金色で書くそうです。女性が多いサイトなのでつい好きな人=彼氏で書いてしまいました。ごめんなさい!
願いが叶いますように!