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2024啓蟄の日食べ物と由来とスピリチュアル

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2023啓蟄の日食べ物と由来とスピリチュアル

3月に入ってお雛祭りが終われば啓蟄の日です。寒さは過ぎ、桜の蕾が膨らんで、暖かな春の日差しが包む季節、啓蟄…二十四節気の一つ、雨水の次に当たる啓蟄についてです。

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啓蟄はいつ2024年

2024年の啓蟄は2024年3月5日になります。

啓蟄の読み方は「けいちつ」

啓蟄の読み方は「けいちつ」です。

啓蟄とはどんな日、啓蟄の意味と由来

啓蟄とは「土の中で冬籠りをしていた虫が春を感じて土から出てくる時期」という意味です。二十四節気の一つで、三つ目の節気になります。

啓蟄の頃の気温は最高気温が平均12~15℃にもなります。暖かいですね〜!日を追うごとに気温が上がり、春の暖かな陽気に近づいているのです。生き物はみんな目を覚まし、美しい緑の新芽が伸びて植物の活動も活発になっていきます。同時に東北から関東にかけてはスギ花粉の飛散量が増えて、花粉症がピークになる時期なんですよね〜。

啓蟄の意味

啓蟄の「啓」という漢字の意味は「ひらく」、「蟄」という漢字の意味は「⼟の中で冬ごもりしている⾍」になります。そのため「啓蟄」は「土の中で冬籠りをしていた虫が春を感じて土から出てくる時期」という意味になります。

啓蟄の日の由来と二十四節気

啓蟄は二十四節気の一つで、その石器の3番目になります。

二十四節気は、太陽が動く道である黄道を24等分して名称をつけたもので、季節を知るために用いられます。立春は「二十四節気」の最初の節気です。
啓蟄は太陽黄径345度の位置に来た日と定義されており、例年3月6日頃です。節気では3番目となります。

二十四節気(にじゅうしせっき)は、1年を春夏秋冬の4つの季節に分け、さらにそれぞれを6つに分けますので、それぞれ大まかに15日間隔になります。

季節 二十四節気名 新暦の日付
立春(りっしゅん) 1月節 2月4日頃
雨水(うすい) 1月中 2月19日頃
啓蟄(けいちつ) 2月節 3月5日頃
春分(しゅんぶん) 2月中 3月21日頃
清明(せいめい) 3月節 4月5日頃
穀雨(こくう) 3月中 4月20日頃
立夏(りっか) 4月節 5月5日頃
小満(しょうまん) 4月中 5月21日頃
芒種(ぼうしゅ) 5月節 6月6日頃
夏至(げし) 5月中 6月21日頃
小暑(しょうしょ) 6月節 7月7日頃
大暑(たいしょ) 6月中 7月23日頃
立秋(りっしゅう) 7月節 8月8日頃
処暑(しょしょ) 7月中 8月23日頃
白露(はくろ) 8月節 9月8日頃
秋分(しゅうぶん) 8月中 9月23日頃
寒露(かんろ) 9月節 10月8日頃
霜降(そうこう) 9月中 10月24日頃
立冬(りっとう) 10月節 11月7日頃
小雪(しょうせつ) 10月中 11月22日頃
大雪(たいせつ) 11月節 12月7日頃
冬至(とうじ) 11月中 12月21日頃
小寒(しょうかん) 12月節 1月5日頃
大寒(だいかん) 12月中 1月21日頃

啓蟄の初候と次候と末候

啓蟄の時期の初候と次候と末候は下記になります。

初候 3月5日〜9日 すごもりむしとをひらく 蟄虫啓戸 冬籠りの虫が出て来る
次候 3月10日〜14日 ももはじめてさく 桃始笑 桃の花が咲き始める
末候 3月15日〜19日 なむしちょうとなる 菜虫化蝶 青虫が羽化して紋白蝶になる

最初に冬籠りの虫が出て、桃の花が咲き、最後に紋白蝶が飛び始める…まさに春の饗宴ですね!

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啓蟄の期間は3月6日~3月20日頃

啓蟄の期間は3月6日〜3月20日頃にあたります。雨水から数えて15日目が啓蟄となり、その後の15日間が啓蟄の期間となるのです。啓蟄の次は春分…啓蟄が終われば本格的な春の季節となるのです。2024年は3月5日~3月21日(月)になります。

啓蟄の日2024

啓蟄の日一覧です。

2024年の啓蟄 2024年3月5日(火曜日)
2025年の啓蟄 2025年3月5日(水曜日)
2026年の啓蟄 2026年3月5日(木曜日)
2027年の啓蟄 2027年3月6日(土曜日)
2028年の啓蟄 2028年3月5日(日曜日)
2029年の啓蟄 2029年3月5日(月曜日)
2030年の啓蟄 2030年3月5日(火曜日)

啓蟄はどんな日?大地が温まる日

啓蟄の日は冬に凍りついた大地がとけて温まり、冬籠りしていた虫が出でくる日です。

春先に出てくる虫は?

この啓蟄の時期に出てくる虫といえば、地域にもよりますが「蟻」と「ミツバチ」になるでしょう。
蟻は冬季間は地下1メートル以上の深さで冬眠します。そして3月の上旬から活動を開始します。まさに啓蟄の虫の代表ともいえますね!
また、ミツバチはそれよりも少し早く、二月の下旬ごろには目を覚ますようです。ミツバチは蟻のように冬眠しません。冬季間は産卵を休んでいる女王バチを中心に働きバチたちが身を寄せ合い、蜂球(ほうきゅう)をつくっています。 このとき、細かい羽ばたきで熱をおこして暖め合うので、寒い冬でも巣の中は30度前後に保たれています。
そして春の暖かさと花の香りを嗅ぎ取って動き出すのです。ちなみに早春の間は前年に生まれた経験豊富な働き蜂が暖かい日のみ蜜や花粉を持って帰り、新しい年に生まれた蜂はそれを貰って食べることで徐々に経験を積んでいくんだそうですよ!

啓蟄とカエル

さて啓蟄は「虫が出てくる日」となりますが、この「虫」は昆虫だけでなく、蛙、トカゲ、蛇なども含まれます。昔はカエルも蛇も虫としてカウントされていたのです。
そしてこの3月の初旬という時期に最も輝くのはカエルになります!
そう啓蟄の期間のスーパースターはカエルなんですよ!

春が来てカエルが冬眠から覚める啓蟄

啓蟄の初候は3月5日〜9日、蟄虫啓戸(すごもりむしとをひらく)になります。
この時期、ヒキガエルは冬眠から覚めて、産卵のためにメスを求めて「蛙合戦(かわずがっせん)」を始めます。関東にいるアズマヒキガエルは北海道以外の全国に分布する在来種で大きいものでは30センチ以上になるとか(ただし北海道では外来種となります。絶対に持ち込まないでね!北海道の固有種のカエルを強力な毒で駆逐しちゃうんだって)。
そして卵をたくさん産んで、どんどんオタマジャクシになっていきます。

夜の池や沼地などの止水の水辺で「クックックッ…」となくカエルの声…これこそ啓蟄の楽しみですね!そして、桜の花が頃には終わってしまうこの啓蟄の時期だけの風物詩です。

啓蟄の行事、お水取り、薦外し、雷

啓蟄の頃の行事についでです。

啓蟄のお水取り

啓蟄の期間に、「お水取り」と呼ばれる東大寺二月堂の修二会が行われます。概ね3月1日~14日の間に行われ、12日の夜には練行衆が香水をくみ上げて本尊にお供えします。大きな松明から落ちる火の粉をあびると、無病息災で過ごせるといわれています。

啓蟄の菰外し

啓蟄の時にやらねばならないのは「菰外し」になります。
こも巻き(こもまき、菰巻き)とは、江戸時代から大名庭園で行われてきた害虫駆除方法で、マツカレハの幼虫(マツケムシ)を除去する方法のひとつ。
この菰を春の訪れである啓蟄とともに外すのです。
今は色々と問題がありますので、できませんが、昔は外した菰を庭で焼いていました。外した菰を燃やす煙…情緒がありますね!

啓蟄の雷は虫出しの雷、初雷と春雷

初雷とは、立春後に初めて鳴る雷のことで、この初雷の後に虫たちが活発に動き出す時期がきますので、「虫出しの雷」とも呼ばれます。
大きな雷の音で、虫が追い出されてきた!ということです。
この啓蟄の時期は天候が変化しやすい時期で、特に啓蟄の日は雷が鳴る事も多いと言われています。主に寒冷前線の変化によって起きる雷ですが、春雷とも呼ばれて春の風物詩とも言えるでしょう。
夏の時期のような激しい雷とは違い、春雷は遠くで静かに光ります。躍動する命の前触れですね!

啓蟄の食べ物

啓蟄の時期に、絶対に食べなくてはならない食べ物はありませんが、この命が芽吹く春ならではのご馳走をご紹介します!

啓蟄の食べ物、筍(たけのこ)

啓蟄の頃の食べ物といえば、代表格は筍になります。
たけのこは食物繊維やカリウムが豊富で、便秘解消や血圧安定に効果が高く、またグルタミン酸やアスパラギン酸などによる、疲労回復効果が期待できます。
先端や姫皮部分に含まれるチロシンは脳の栄養として特にいい!そうですよ!
筍ご飯、筍のお刺身、お吸い物などなど…出たばかりの柔らかい筍を楽しみましょう。

啓蟄の食べ物、蕨わらび

啓蟄の時期に野山に生える蕨は、春の山菜の代表格ですね!
独特の苦味がありますが、食物繊維とビタミンB12が豊富で健康にもいいんですよ!
おひたし、煮物、ナムルなど色々な食べ方がありますね!

啓蟄の食べ物、蓬よもぎ

この時期のヨモギの若葉は匂いも良く、お餅に練り込んで蓬餅や大福、お団子と色々なお菓子になります。お茶にして飲むのもいいですね!
さてちょっと食べ物からは外れてしまうのですが、啓蟄といえばよもぎ湯です。
この時期のヨモギはもちろん食べることもできますが、お風呂もいいですよ!

啓蟄のスピリチュアル

啓蟄の時期のスピリチュアル…となればまずは虫出しです!
この時期は生命活動が活発になる時期、自分が本当にやりたいことにどんどん手をつけて、嫌なことは切り捨てていきましょう!
また、季節の食べ物である、山の恵みの山菜や春の魚をたくさん食べましょう。
季節のもの、特に春に萌える命をいただくことは、そのまま運気をいただくことにつながります!

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