彼の夢が見られるおまじないとして「寝間着を裏返しにしたものを着て寝る」というのがあります。このおまじないの改良版的なおまじないの紹ご介です。彼に告白するチャンスができるおまじないです。
彼と気持ちが通じる寝間着を逆さに着る陰陽師のおまじないのやり方
寝間着に彼のフルネームを毛筆で書く(上下あったら両方にかく)
裏返しにして着て寝るけど、その時、下着を一切つけない
直に寝間着のみ着ること
こうすると彼と話したりするチャンスができるから、逃さないようにしましょう。
また、このおまじないではいわゆるパジャマよりも浴衣(温泉旅館で着るような日本式の寝間着)の方が効果が高いと言われています。
彼と気持ちが通じる寝間着を逆さに着る陰陽師のおまじないの由来
万葉集の歌の中に
- 「吾妹子に恋ひてすべなみ白たへの袖かへししは夢に見えきや(恋しくてたまらないから袖を裏返して寝ましたが、私の夢を見てくれたかしら?)」
- 「わが背子が袖返す夜の夢ならしまことも君に逢へりしごとし(袖を裏返して寝てくれたから本当にあなたに会えたような夢を見たよ。)」
という贈答歌があります。この歌から、万葉集の頃は袖を裏返して眠る、というおまじないだったのかもしれません。そして平安時代になると小野小町がこんな歌を歌っています。
「いとせめて恋しきときはむばたまの夜の衣を返してぞ着る」
この歌は「愛しくて切なくて辛い夜はせめて寝巻きを裏返して眠るわ」といった意味です。
この当時、恋人同士の二人は夜一緒に眠る時、お互いの衣を一つに重ねて、その中に入って眠りました。
そのため衣衣の朝(きぬぎぬのあさ・一つの衣に入っていた男女が朝になって、それぞれの衣を着て別れていく様子)と言う言葉が生まれたわけです。この一つに重ねた衣…重ねる時に片方を裏返してうまいこと重ねたのかもしれません。これが裏返して眠ると恋しい人の夢に出る、彼の気持ちを惹きつけるおまじないとしての始まりだったのかも。
そう考えるととてもロマンのあるおまじないですね。
唱えるだけで、恋の願いが叶う陰陽師のおまじない
さて、もう一つ、平安時代?から続く恋のおまじないをご紹介します。
「朝目が覚めたら布団の中で「宵の間や 都の空に住みもせで 心尽くしに 有明の月(よいのまや みやこのそらにすみもせん こころつくしに ありあけのつき)」と十回唱える」というものです。
この歌は菅原道真公の歌とも、白隠禅師(江戸中期の禅僧)の歌とも言われています。
そのために意味は「遠い京都に住む恋人を月なって眺めたいと思う歌」という解釈と「筑紫に流された道真公が都を思う歌」という解釈のふた通りあるのだとか。
昔から願掛けの際に数を決めて書くと願いが成就するという俗信のある御神詠です。成就したい願望を心に願いながら、この歌を朝晩100個ずつ100日間半紙に墨で書く、というのがよく耳にするやり方です。
道真公は平安朝の秀才と誉れ高く生まれ、その器量にあった位に上り詰めたにも関わらず、左大臣藤原時平の政略により濡れ衣を着せられ、太宰府に左遷となり一生を終えました。
死後に清廉潔白なことが証明されて神の地位となった道真公が詠んだ歌らしいおまじないです。
和歌のおまじないは他にもこちらにあります。是非読んでねホイクエン!
吉夢を正夢にする、いい夢を正夢にするおまじないおまじないの呪文
最後に良い夢を正夢にする呪文のご紹介です。
「南無福徳幸頂彌功徳王菩薩(ナムフクトクコウチョウミクドクオウボサツ)」
この呪文を吉夢を見た朝に布団の中で三回唱えると正夢になると言われています。
そして吉夢は誰にも言わないこと。
寝巻きを裏返しにして眠り、良い夢を見たら、この呪文を唱えましょうね!
悪夢を見た時に唱える呪文、悪夢を見なくする、悪夢を払う呪文
吉夢の時の呪文だけでは片手落ちです。悪夢を見たときに悪夢を払う呪文です。
「見し夢を オオカミの餌食となすからに 心も晴れし 曙(あけぼの)の空」
という歌を悪夢を見た時に3回唱えてみて下さい。
それでも効かない場合は、口で水をすすぎ、東の方角へ向き以下の呪文を唱えてみて下さい。
「赫々陽々(かくかくようよう)日出東方(にっしゅつとうほう)断絶悪夢(だんぜつあくむ)
辟除不祥(ひじょふじょう)急(口へんに急の字ですが変換できず…)急如律令(きゅうきゅうにょりつりょう)」
悪夢を見やすい人は、良かったらおためしあれ。
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